久しぶりの投稿になります。CandY2期生代表 4年の梅澤です!
なぜ、4年の私が久々にブログに投稿しているのかと言いますと、4年生ラストCandYが、昨年度に引き続き行われたからであります


☞昨年度の様子(2014年2月27日3月13日

卒業前になった今、「最後にCandYメンバーで再び集まって、活動をしたい!」という4年生の熱い思いから企画が実現したのです。

今年度は「模擬授業と協議会を通して来年度に備えよう」という全体テーマのもと、朝から夕方まで、2本の模擬授業と協議会という大きなボリュームの中で行われました。この活動を盛り上げるべく、通常のCandYの活動はお休みであったにも関わらず多くの後輩も参加してくれました!この場を借りて改めて、ありがとう。

4年生ラストCandYの気になる授業者は元代表の私、梅澤と元副代表の中村Dのコンビ。そうです、ご存知の方。あの、二人です。( ̄ー ̄)ニヤリッ笑

当日のプログラムは以下のようになりました。

【第1部】9:5012:05

・企画主旨、本日の模擬授業の受け方についての説明

・模擬授業(授業者:4年梅澤)

 単元:第4学年 算数「計算のやくそくを調べよう」

・協議会(指定討論者:4年武内)

 テーマ:よい授業について語り合おう~算数における関心、意欲、態度の評価と活用を中心に~

【第2部】13:0515:30

・模擬授業(授業者:4年中村)

 単元:第3学年 理科「昆虫のからだのつくりと働き」

・協議会(指定討論者:4年奥村、米山)

 テーマ:これからの教育を語り合おう~問題意識の醸成とアクティブラーニング~

・まとめ~感想とこれからのCandYへ~

このブログではまず、梅澤が第1部の授業内容と協議会について紹介、途中で中村Dにバトンタッチをし、第2部の紹介と全体総括をしていきます!長~くなるかと思いますが、ぜひ読んでくださいね

では、第1部の報告です。テーマは、よい授業について語り合おう~算数における関心、意欲、態度の評価と活用を中心に~」としました。来年度から現場に出ていく4年生が多い中で、改めて「よい授業」とはどのようなものかを全体協議してみたいと思い、このようなテーマにしました。サブテーマの「関心・意欲・態度の評価」については、よい授業には、子どもたちの学習への興味が必要条件になること、「活用」については、昨今重要視されているテーマであるため、こうしました。教科は算数、単元は4年生「計算のやくそくを調べよう」です。早速、授業の内容について見ていきましょう!

<授業概要>

導入

・卵がバラバラに散らばっている写真とパックに入ってそろっている写真を見比べることで、まとまることで物の数が数えやすくなることを体感する。

・卵の数を式にして表現する。

・めあてを把握する。(計算を工夫するための作戦を立てよう。)

展開

・課題を把握し、個人解決やペア学習を行う。(ドットの数を一つの式で表しましょう。)

・友達の式を見て考え方を推理する中で、様々な式の表し方や考え方を学級全体で共有する。

・それぞれの考え方に作戦の名前を付ける。

終末

・作戦の名前を学級で共有し、それをもとに本時のまとめを行う。(同じ数のまとまりを考えたり、動かしたり、無い物をある物として全体から引いたりする工夫で、一つの式に表して求めることができる。)

問題解決的な流れを組んだ、いわゆる王道の算数授業。子どもたちが生き生きと学習に臨めるように、友達の式から考え方を推理する中で全体解決を図った。

<自評>

・導入がスムーズに流れなかったように実感した。

・学生たちが生き生きと取り組んでくれたので、授業者としては楽しく授業をさせてもらえた。

・子ども同士の関係が授業中に生まれてくるように発言のさせ方を工夫した。みんながしっかりと友達の発言に耳を傾けていたのでよかった。

・まとめは、実際の学級を想定した時、若干無理があったかもしれない。

<協議会の内容(抜粋)>

・授業の感想(各学年1名ずつ)

・よりよい授業の導入はどうあるべきか

・板書、ノート指導、ワークシートのあり方

・他者の意見を自分の意見と比較する子どもについて

・関心、意欲、態度をどのように評価するか

・算数における活用とは何か

細かな内容を書くことはできませんでしたが、協議会の内容もかなり深いものになったと感じています。特に、導入や活用についての議論では、これから授業をつくっていくための大切な視点を得ることができたのではないでしょうか。

まだ教育実習を経験していない12年生にとっては少し難しい話もでてきてしまいましたが、先輩から積極的に学ぼうとする姿勢が見られ、今後のCandYに大きな期待が持てました

私自身、実はしっかりと45分の模擬授業をやらせてもらうことは初めてであったので、みんなからの貴重なアドバイスは非常に参考になりました。参加してくれたみなさんにとっても、私の授業や協議を通して何か一つでもよいから、「よい授業とは何か」についてのヒントがあったのであれば嬉しい限りです。来年度から、いよいよ現場に立つので、CandYでの学びを存分に発揮していきたいと思います(´▽`)

以上、梅澤でした!

では、第2部の報告と、全体総括を(元)副代表の中村Dにバトンタッチします!よろしく!

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帰ってきたぜ久々CandY!!!ウォーーーみなぎるーーーーっ!!!!!!!

はい。梅澤に変わりまして第2部の授業者をやらせていただきました中村Dです。後半の様子を書いていきたいと思います。


テーマは、これからの教育を語り合おう~問題意識の醸成とアクティブラーニング~としました。問題解決の授業形式が形骸化する中で子どもの問題意識を醸成するというのはどういうことなのか再考したい、また、中教審の諮問でアクティブラーニングという言葉が示されたことから、このような授業形式の在り方を考えたく、このようなテーマにしました。教科は理科、単元は3年生「こん虫を調べよう」の活用部分です。前回の授業研究フォーラム鈴木くんがやってくれた授業の続きを意識したものでもあります。早速、授業の内容について見ていきましょう!

<授業概要>

導入

・昆虫と昆虫でない生き物の混ざったイラストを示し、昆虫を区別する中で昆虫の定義を確認する。(前時の復習)
・クワガタに注目し、昆虫であるかどうかを問う。
・昆虫の定義と照らしあわせてクワガタは昆虫であることを確認する。

展開

・クワガタの模型を紙粘土で作成する。三人一組のグループで、それぞれが頭・胸・腹を色の違う紙粘土で作成し、グループで1匹のクワガタ模型を仕上げる。
・それぞれのグループで作成したものを比較する中で、クワガタの頭・胸・腹の捉え方に違いがあることに気づく。
・模型の比較や何がわからないのか問題点を明らかにした上で、本物のクワガタ標本を観察する。
・気づいたことをノートにメモした上で、模型の修正を行う。

終末

・クワガタの体のつくりはどうなっているのかを考える。
・昆虫の定義を知っていながら、クワガタに適用できなかったわけを考える。(メタ認知)

問題解決の過程においては、冒頭で無理やり授業の問いを練り上げようとすることが多い。ひどい場合には、いきなり教科書の問いをそのまま板書する授業もみたことがある。しかし本来、子どもの問題意識というのは常に変化しながら徐々に固まっていくものであるだろう。そこで、本授業では子どもの問題意識に寄り添い、徹底的にわからないという問題意識を練り上げることに多くの時間を割いた。また、いきなり本物のクワガタ標本を観察させるのではなく、どこに問題があるのか、どこを知りたいのかということの意識を高めた上で観察に移った。これは意欲ということに加えて、観察の視点を明らかにしてからでなければ、児童はみるべきところがみれないということを考慮してのことだ。
また、近年注目されているアクティブラーニングについても考慮し、模型作りのような活動を中心に主体的、協調的学習を目指した。

<振り返り>

前半の模範的な問題解決の授業とは大きく異なり、問題意識を練り上げることに重点を置くという邪道な、よく言えば挑戦的な授業の組み方だったが、問題意識を醸成するために問いを最初から提示しない、最初に問いを立てることに執着しないという考えについては参加者からもおおむね肯定的な評価が得られた。ただし、子どもの問題意識に寄り添い問いが練上げるのに時間をかけるという過程は、子どもにとっては先行きの見えない不透明な時間であり、授業の流れやゴールをもっと明確に示すべきだという意見をいただいた。授業者の実感としても、模型作りの時間は意欲の高いものとそうでないものの差が顕著であり、活動中心の授業を3年生で行うということについては、子ども主体の部分を大切にしながらももう少し教師が積極的に学びの道筋を示してやることが必要だと感じた。そういった意味で、学生の小学3年生を意識した児童役はまさに的確な反応を示してくれたように思う。


<全体総括>
まさにCandY4年間の学びを凝縮した濃密な一日だったと言うことができるのではないでしょうか。
教師役は今までの学びを存分に活かしながらも新しいことに挑戦することを怠らなかったし、児童役は今までの経験を糧に想定される児童の反応を様々に示していました。授業後の協議会でも、子どもの学びをしっかりと見つめた鋭い意見が飛び交っていたことにCandYの成長を感じ、授業者として批判を受けながらも、そのたくましさに喜びを感じざるを得ませんでした。1年生も含めた4学年が集う場で、ここまで質的に充実した会が開かれたのはCandYを通しての日々の研鑽の積み重ねがあってのことだと思います。もうすぐ卒業する4年生も、大学生活の残る現役生も、それぞれが今日の学びを活かして今後につなげてくだされば、無理を言ってまで開催した意味があります。
はて、全体総括というのはどのようなことを言えばよかったのでしょうか?ともあれ、このような場を共有できる仲間に出会えたことに感謝です。CandYのような素敵な場を、作ってくださった先輩方にも感謝です。そして、お忙しい中で参加していただいた方々、本当にありがとうございました。卒業後も学びを共有していける仲間を大切にしていきたいですね!

「挑戦しよう、仲間もいるよ、CandY精神はあなたの支え」